花魁豆知識

花魁コスプレに欠かせない髪型と服装の着こなし

日本のみならず、世界中でブームになっているのが、花魁コスプレ。花魁(おいらん)といえば、江戸時代にはアイドル的な存在感を示していた女性です。当時に戻って体験するわけにはいきませんが、花魁の髪型やメイク、衣装などを真似するのが、花魁コスプレとして流行っています。思い切り和の装いをする花魁コスプレを楽しむことで、日本の伝統文化が受け継がれている点にも注目。ここでは、そんな花魁コスプレの楽しみ方について、紹介します。

花魁風の和装

現代では、日本人でも着物を着ることが滅多になくなりました。お正月や成人式、結婚式といった特別なシーンでしか、着物をまとう人が少なくなったのです。そんな中で、花魁風の衣装を身に着けた女性は注目の的。特別な機会だからこそ、普通の和装ではなく、花魁風という日常ではあり得ない衣装を選ぶ人が出てきているのです。

・打掛け(うちかけ)
花魁コスプレでは、打掛けをまとうのも特徴です。打掛けといえば、現代では花嫁さんが身に着ける衣装ですが、江戸時代では、大奥や高級遊女である花魁が身に着ける衣装でした。着物の上にまとう羽織りのような役割を果たし、打掛けがあることで豪華絢爛な見た目が完成します。

花魁コスプレでも、打掛けがあるのとないのとでは大違いです。帯を前で締めたときに寂しくなった背中をゴージャスに見せるためにも、打掛けは大いに役立ちます。

・傘
時代劇や映画などで見る花魁道中では、花魁が傘をさして練り歩きます。お披露目のとき以外にも、江戸時代の花魁は外出時に傘をさしていたといいます。わざわざ人目を引く傘を選んでいたようですが、花魁コスプレでは敢えてシックな傘を選んでみるのもありです。

・お引きずり
現代の着物は道路や床すれすれくらいの着物丈になっていますが、江戸時代にはお引きずりといって、床を引きずるほどの丈の長い着物が好まれたといいます。花魁のみならず、一般庶民の着物丈も長かったといいますから、誰もが豪華でセクシーに見せることに憧れていたのでしょう。 丈が長いだけでなく、裾広がりになっていたのもお引きずりの特徴。またの名を「裾引き」ともいい、裾裏や襦袢を見せながら歩く効果もあったようです。

・着付け方
花魁特有の着物の着付け方として、抜き襟があります。うなじから背中にかけての肌を大きく露出する着付け方で、花魁をセクシーに見せる極めつけの方法です。江戸時代の花魁は、後ろ襟を抜いて前襟を詰めて着るのが主流でしたが、現代の花魁コスプレでは前襟も大きく開けるという違いがあります。ちょうど、オフショルダーのような感覚です。

花魁流の髪の結い方・かんざし

花魁風コスプレでは、髪の結い方や髪飾りも特徴的です。通常の日本髪にも現代の髪型とは異なる優雅さがありますが、花魁風の髪の結い方はひと目で引き付けられる豪華さがあります。

【髪の結い方】
花魁の髪の結い方には、いくつもの種類がありました。以下に、代表的な種類を紹介していきます。

・兵庫髷(ひょうごまげ)
髪をうなじの後ろでまとめて結ったら、髪の根元をねじって頭上にタワーのように突き上げた結い方です。摂津地方の遊女が始めた髪型という説があり、兵庫髷と呼ばれています。はじめは人気のあったこの髪型ですが、時が経つにつれ遊女だけでなく一般女性も多く取り入れるようになっていき、徐々に流行りは廃れていきました。

・横兵庫(よこひょうご)
兵庫髷は髪を縦にねじるのが特徴ですが、これを横にねじったスタイルが横兵庫。前髪をふっくらまとめたら、左右の髪を横にねじって張り出します。左右に張り出した髪はバランスよく分けて扇形にし、後ろからの見た目が蝶のようになるのが特徴です。見た目にも非常に華やかで、花魁風コスプレの際にはこの横兵庫を取り入れることがよくあります。

・島田髷(しまだまげ)
現代の花嫁さんの分金高島田にも受け継がれている髪の結い方で、髷を折り返して留めるというシンプルなスタイルです。人気がある結い方だっただけに、数え切れないほどの結い方へと派生していった髪型でもあります。

・勝山髷(かつやままげ)
江戸後期の既婚女性の髪型としても受け継がれた勝山髷は、勝山という人気遊女が始めたスタイルです。上品な見た目だったことから、一般女性にも広まった髪型で、後の丸髷にもなっています。

▼横兵庫 ▼島田髷 ▼かんざし付きの横兵庫

【かんざしの種類】
花魁コスプレをするときの日本髪になくてはならないのが、かんざしです。豪華な衣装を身にまとっているのに、頭部は何も飾らないと全体のバランスが悪く、寂しくなってしまいます。かんざしにも種類があるので、紹介しましょう。

・簪(かんざし)
さまざまな結い髪を引き立てるために人気が出たかんざしです。特に江戸中期以降に髷が豪華で複雑に発展していったときには、かんざしも豪華になっています。装飾として、螺鈿(らでん)や象嵌(ぞうがん)、すかし彫りなどの技術を活かしたかんざしが大注目。素材も、金や銀をはじめ、べっこう、象牙、馬爪などの高級なものが広まりました。花魁は、髷に何本もかんざしを挿すのが通常だったのです。

・笄(こうがい)
こうがいは、お箸のような細長いかんざしの一種で、現代でも、おしゃれな日本髪の飾りとして用いられています。もともとは、頭部がかゆいときにかくため、あるいは髷の根元を固定するために使われていましたが、最近では花嫁衣裳を着るときに使われることも多いかんざしです。江戸時代には、吉原と京都の島原で、こうがいの数や挿し方が違ったという説もあります。

・櫛(くし)
髪をとかす役割を持つくしは、江戸時代から髪飾りとしても使われるようになりました。現代でも、髪飾りとして用いられるときがあり、違和感なく取り入れることができるのではないでしょうか。使い方は、額の上と頭頂部の真ん中あたりに挿すこと。前からよく飾りが見えるので、豪華さがよく映えます。

京都葵で花魁コスプレ体験を

成人式やブライダルでも、花魁コスプレを選ぶ人が増えてきていますが、もう少し日常的に花魁コスプレを楽しむ方法もあります。京都葵では、人気の舞妓体験プランに加えて花魁体験プランも登場。プロの着付け師が花魁風衣装を着つけてくれるだけでなく、メイクや髪型もバッチリ花魁風にしてくれます。

2時間ほどの体験プランでは、着付けやメイクを済ませた後でスタジオにて写真撮影を行い、写真は、CD-RやLINEにてデータを渡してもらえます。オプションでネイルチップやカラー羽まつげのレンタルもあるので、たっぷりと花魁コスプレを満喫できるでしょう。オリジナルの本格花魁半かつらを使用するため、ショートカットの方でも心配なく花魁コスプレになれます。

京都葵での花魁コスプレ体験の流れは、まずヘアメイクを済ませてから着付けに移行。撮影、写真のお渡しとシンプルです。京都葵のサイトでギャラリーをのぞくとわかりますが、髪型も人それぞれに変えてもらうことができて、同じような衣装を着ていても全く違った雰囲気になるのが素敵です。

花魁コスプレは、どこでも楽しめるというものではありません。成人式やブライダルで取り入れているところはあっても、いつでも気軽に花魁コスプレを体験できるとなると、場が限られてきます。その点、京都葵のように、予約をしていつでも花魁体験ができるところはとても便利で魅力的です。華やかな衣装に包まれて、非日常を体験してみてはいかがでしょうか?

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